硝子体手術とは

後眼部疾患で外科的治療が必要と判断したときに行います。下図のように角膜の横に小さな穴を3ヵ所開け、そこから細い器具を眼内に挿入し硝子体を切除します。同時に眼の中の出血を取り除いたり、網膜にできた増殖膜を取り除いたり、または、網膜裂孔を塞いだりして網膜の機能を回復させる手術が硝子体手術です。
硝子体手術は1970年代に開発された方法です。現在では手術機械や技術の進歩により手術可能となる疾患も増え比較的安全に手術ができるようになりました。当院でも最新の手術設備と熟練したスタッフにて安全で確実な手術を目標としています。術後の安静が重要であり、術後の合併症に迅速に対応する必要があることから、当院では硝子体手術は入院で行っています。

適応となる病気は

  1. 硝子体出血(増殖糖尿病網膜症、網膜静脈閉塞症などによる)
  2. 黄斑浮腫(糖尿病網膜症、網膜静脈閉塞症などによる)
  3. 黄斑円孔
  4. 黄斑上膜
  5. 裂孔原性網膜剥離

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